オフ会を除いたこうした公式なイベントは初めてです(オフ会では十数回、道案内をしてはいますが)。
※宣伝動画を作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=2A8XFck6i44
主催は東京てくてくさんで、私は案内役です。
すでに各ブログで告知している通り、「音羽擁壁ツアー」という感じのイベントです。
有料イベントということで、事前情報は多めに出していきたいと思っているので、
とりあえず東京てくてくさんのサイトより少し突っ込んだ紹介をここに載せていきます。
当イベントは3月24日14時開始で約2時間の予定です。定員15名、要申し込みとなります。
13時50分までに東京メトロ有楽町線・護国寺駅6出口上に集合、
参加費は現地支払いとなります(2000円)。なお小学生以下無料、雨天決行です。
申し込みは東京てくてくの各イベントページからお願いします。
さて、このイベントの内容ですが・・・。
音羽というのは、両側が急な斜面の谷地になっているところです。
江戸時代に今の音羽通りの部分が参道として拓かれ、
以降周辺が人の住むところとして早くから開発されてきました。
斜面を宅地化するためには、坂道や階段があればいいのではなく、
土を擁壁で押し留めて家の建てられる平地を作る必要があります。
擁壁というのは一度作るとなかなか取り替えが利かないので、
上の建物よりも作られた年代の差が出やすいものだと思います。
擁壁そのものは都区内西側ならいたるところにありますが、
音羽のように早期に人が住んだ場所なら、よりバリエーション豊かな壁が楽しめます。
(新興住宅地では同じような壁が並ぶことが多いのです。)
音羽にはかつて2本の小川が流れ、現在はこの川跡に沿って道ができています。
擁壁は坂道から三角形に見られるものと、崖下などから四角形に見られるものとがありますが、
音羽では川跡、つまり崖下からのものをたくさん観察できます。
これも音羽を選んだ理由のひとつです。
また音羽通りのビルの高層化もあって日当たりが悪く、川跡・湧水からの湿気もあり、
苔・雑草などが独特の味わいを見せている擁壁もあります。
イベントでは擁壁の種類・構造にも多少ではありますが触れていきます。
私は建築の専門ではありませんが、知っていれば少し壁観察が楽しくなる、
という程度の説明はするつもりです(もっと詳しい方がいらっしゃればフォロー願います(笑))。
また壁というのは写真にしても良いものだと思いますので、
壁の観察視点・切り取り方についても提案していきます。
もっともそんな説明は聞き流し、単純にどんな壁があるのか見ていただくだけでも、
東京B級観光のひとつとして楽しめるのではないかと思っています。
※私の企画は基本的に「実物を見て感じ取れる」「歩いて体験を持ち帰れる」ものにするつもりです。
ということで、参加してみようかなという方は、ぜひ東京てくてくのサイトへどうぞ。
※申し込みはこちらのページからお願いします
http://www.tokyo-teqteq.com/event.php?_id=86
東京てくてくでは他にもさまざまなイベントが順次開催されていきますので、
楽しそうなものを定期的に探してみてください。
私も月1回程度の参加を予定しています(4月は市ヶ谷の散策を企画中、近日中に日程を発表します)。
また、5月か6月くらいから、志歌寿ケイト主催での散策イベントも計画しています。
こちらはちょっとしたチャレンジ企画や深夜歩きなどになる予定です。お楽しみに!
<追伸>
3月はケーブルテレビ品川さんの「商店街大好き」「突撃!リサーチャーズ」に出演します。
放送範囲内のかたはぜひご覧ください。
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