FANBOXはじめました
架空地図作品や裏話・水路跡(暗渠)などのマッピングデータを不定期更新しております。

ご支援よろしくお願いいたします。
最新の散策会情報(東京散歩革命シリーズ)はこちら!!

2017年01月01日

2017年 東京初詣・初日の出深夜歩き 後編

前編からの続きです。

前編はこちら

今回分のみのルートはこちらを参照してください。

また、これまでの11回をまとめた地図はこちらからご覧いただけます。

//////////////////////////////////

●高岩寺(とげぬき地蔵)
20170101-23.jpg
巣鴨地蔵通りの入口からすでに屋台が数軒出ている。外国人の姿も多い。

20170101-25.jpg
高岩寺前は屋台の密度も増し、深夜帯ではあるが人は絶えない。

20170101-24.jpg
2時台というとで、お寺の内部は混んではいない。ちょうどいい感じ。この時間帯でこれだけ店があって、人がさほど多くないというのはお勧めポイントと言える。

●染井稲荷神社
旧丹羽家住宅蔵の横を通って、西福寺横にある染井稲荷神社へ。
20170101-26.jpg
小ぶりな神社。人は全然いなかった。灯りはきれい。

●駒込妙義神社
20170101-27.jpg
奥まった所にあるが、妙義坂側から参道があり幟も立っていた。私は北側の児童公園からアプローチ。
敷地が公園になってしまったせいなのか、思ったより小さな神社だ。それでも一人二人はまだ参拝者がいた。

●大國神社
20170101-28.jpg
駒込駅前の神社。ここは6時までおやすみで、門も閉じてしまうようだ。完全に閉まっていたのは今回はここだけ。

●駒込日枝神社
20170101-29.jpg
駅に近い割にどこにあるのかわかりにくいが、石段の上にある。こんなに起伏があったんだなぁと再認識させられる。それにしても鳥居がツヤありの石でテッカテカである。社殿は小さめ。

●駒込富士神社
20170101-30.jpg
20170101-31.jpg
初夢の「一富士二鷹三茄子」で著名な神社。その割に誰もいない。富士塚の上に社殿があり急な階段を登らなくてはならないが、これは深夜だとちょっと怖い。ただし賽銭箱は階段下にあり、登らなくても良いようになっている。境内は広い。

●駒込天祖神社
20170101-32.jpg
あまり有名ではないが、西向きにかなり立派な参道を持つ神社で、厳かな雰囲気がある。参拝客もまだちらほらといたようだ。

●田端日枝神社
不忍通りを渡り、谷田川通りのコンビニで肉まんを買って小休止(立ったまま)。珍しく猫が寄ってきたものの、隣家の人がいたため写真撮れず。
20170101-33.jpg
20170101-34.jpg
田端日枝神社も階段上に建つ小神社で、階段の参道と社殿周り以外に境内地は見当たらない。滑り台かジャンプ台のような見た目で、面白い雰囲気を持っている。南側街路が参道で、元は上台寺(横の大久寺と合併し現在はない)にあったものらしいが、このあたりの少し妙な路地住宅群も寺の土地だったのだろうか。
20170101-35.jpg

●田端八幡神社
西ヶ原大通りからの都市計画道路が伸びてきたあたりにある神社。長い参道があり、横にずらりと神輿の倉庫が並ぶ。
20170101-36.jpg
そのあとさらに階段があり境内地へ続くが、これは田端高台と同じ地形に沿ったものとなっている。
20170101-37.jpg
この時点で4時近くになっていた。あまり時間がないので田端駅方面には行かず、田端高台から平塚神社を目指す。

20170101-38.jpg
昨年の東京散歩革命散策会「バタヤが歩いた道」でもお世話になった田端高台通り。

●平塚神社
20170101-39.jpg
東京でもかなり古い神社である。社殿は大きくはないが境内地は広い。御札などの授与品の窓口は開いていたが、参拝に来た人はほとんど見なかった。これからだろう。

●七社神社
滝野川署の脇から入る、セキュリティ抜群の神社。茅の輪がある神社は今回の中ではここだけだった。
20170101-40.jpg
20170101-41.jpg
もう時間も時間なので参拝客はほとんどいないが、ご神木のライトアップがとにかくかっこいい。これを独り占めできるというのは得した気分だ。疲れも少しは癒された。こういう風景を発見しに歩いているのだ。

●王子神社
最後は東京十社のひとつ、由緒ある王子神社で締めよう。
20170101-42.jpg
さすがに風格を感じる。
20170101-43.jpg
ちょうど屋台の開店作業が始まりかけていて、少し騒がしかった。参拝する人は途切れずにいた。

●初日の出
王子駅から新木場駅まで地下鉄で移動し、いつもの新木場緑道公園へ。
やや遠くに雲があるのが気になるが、天気自体は良く、風もそんなにない。少し日の出が遅くなっても待てそうだ。緑道先端部には200人くらいいただろうか。まあいつもそんなものだ。ここはいつも若い人はあまり来ない。
20170101-44.jpg
20170101-45.jpg
すでに地平線の上には太陽が出ているのだが雲に阻まれている。光の帯の範囲がだんだんと広がっていく。

20170101-46.jpg
奥の雲にも陽光が反射しだした。
今まであまり気にしたことがなかったが、対岸の工業地が透かしのように映し出されるとかっこいい。

20170101-47.jpg
7時近くになって、やっとご来光。どのタイミングが日の出か微妙だった。
とにもかくにもお疲れ様でした。


今回はまだ正月に行ったことがない神社をセレクトし、かなりを消化できた。
穴八幡宮や七社神社は特に意外性があり、楽しめた。
昨年の千住地域はかなり空振りが多かったが、今回はどこもそれなりに人がいたのも良かった。

まだ行ってない場所はもう少ないので、東京でできそうなのはあと1回分くらいかなと思う。
あと、長時間歩くのがけっこう辛くなってきたので、
次回はもう少し歩行を少なめにしてどこかの店で1時間くらい休みたい(笑)。
いや昔はそういう企画だったのだが・・・。やるからには、と欲が出ている。よろしくない。

もちろん「どうせ暇だったら各地の神社の様子でも見てみよう」という企画なので
私が暇でなくなったらそもそもやらないのだが。ああ、早く暇じゃなくならないかなあ。

/////////////////////

これまでの初詣初日の出深夜歩きの一覧はこちら
 
posted by しかすけ at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 初詣・初日の出深夜歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年 東京初詣・初日の出深夜歩き 前編

あけましておめでとうございます。
旧年中は各ブログ等あまり更新できませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。
また毎月の散策会も無事に主催でき、散策家として最低限の活動は実行できたかと思います。
本年も散策会・志歌寿ケイトの各活動をよろしくお願いいたします。
(今年は表現活動に重きを置くため、散策会は年度明けから減ります。)

さて、11回目となる「初詣初日の出深夜歩き」を今年も行いました。
1回目に回帰して浜松や静岡でやることも考えましたが、
あまり時間の余裕もなく、東京でもまだ回っていない神社があるということで、
引き続き東京での歩行となりました。
簡単ではありますが写真レポートをご覧ください。

//////////////////////////////////

今回分のみのルートはこちらを参照してください。

また、これまでの11回をまとめた地図はこちらからご覧いただけます。

過去の初詣初日の出深夜歩きの一覧はこちらです。

//////////////////////////////////

今回は前回の東京散歩革命散策会「サンタとして歩く東京2016」の続きのような形で、その終点であった地下鉄の早稲田駅(新宿区)を起点とした(23:30集合)。2009年に予定しながらも行けなかった穴八幡宮で二年参りとすることに。早稲田には天祖神社もあるがコースの向きと逆ということもありそちらは行かず。
早稲田駅は外国人だらけだった。そういう土地だっけ・・・。

●穴八幡宮
20170101-01.jpg
馬場下町交差点から伸びる階段上の参道に屋台が複数並ぶ。
20170101-02.jpg
今年は若干早めに時間設定したので、拝殿前にすんなり到着。
ここは建物中で参拝するタイプである。蓋のないオープンな賽銭入れが置かれていて、年越し前にとにかくできるだけ拝殿に詰め込まれる(このあと私も内部へ入り左側最前列に配属された)。
0:00直前になると神主が太鼓の前に立ち、参拝者のカウントダウンの声が0になると太鼓が打ち鳴らされる。その瞬間、一斉に賽銭が乱れ飛び、太鼓が終わると拍手。願い事もそこそこに退散するという、祭りのような参拝である。サクサク参拝できるのは私にはありがたい。出る頃にはかなりの列になっていたので、この第一声のあとは普通に参拝しているのではないかと思われる。

●水稲荷神社
20170101-03.jpg
甘泉園公園と隣接している神社で、いかにも低湿地であった早稲田らしい名称の神社。参道は長く、両側に本物の火を焚いていた。参道の様子からすると参拝者もそこまでいないのかと思っていたが、参拝スペースが小さいからか境内はかなりの例だったので中にも入れず退散。この時間帯は時間が惜しいので次へ。

●西早稲田天祖神社
20170101-04.jpg
20170101-05.jpg
ここはこじんまりした神社で細い川跡の横にある。地元の人たちでしっかり運営されていて賑やかという印象。まだ0時台とあって人もかなり多かった。

●高田氷川神社
20170101-06.jpg
神田川を渡り、一旦豊島区に入る。早稲田側に比べると非常に静かで落ち着いている。参拝の列ももう長くはない。

20170101-07.jpg
向かいにある南蔵院も門が開けられていていた。寺院はどこが開いているのかは相変わらずよくわからない。

●豊川稲荷神社
20170101-08.jpg
ここからは文京区に入る。
この神社、いつもは入れないことが多いという記憶があるのだが、新年だからか入口は開いている。しかし真っ暗である。中には入っていない。

●水神社
20170101-09.jpg
神田川沿い、胸突坂の下にある。特に正月らしいことは何もしていなかった。暗い。

20170101-10.jpg
深夜の胸突坂。もちろん誰もいない。この日は思ったより寒くなく、こんな坂を登っていたら汗が出る。これを登ると高級住宅地感が増す。

20170101-11.jpg
坂上は椿山荘。電飾はなかなかきれい。人は誰もいなかった。
ここから(旧)目白坂を下る。

●幸神社
20170101-12.jpg
こうじんしゃ。関口台町小学校脇にある小さなお社である。

●正八幡神社
20170101-13.jpg
20170101-14.jpg
関口台の高台にある雰囲気の良い神社。高低差による風景と木の感じが好み。昼間来ても良い。

●今宮神社
首都高をくぐり、目白通りを渡り小日向の崖下に到達する。
20170101-15.jpg
参道にあたる場所に水窪川(現在は道路化)という小川の橋跡があり、暗渠ファンにはおなじみの神社かもしれない。境内が狭いため路上(=暗渠上)で地元の人の振る舞いなどが行われていた。

そろそろ川跡自体がご神体であるとか祭りの対象という神社が出てきてもいいのではないか。よくないか。

●小日向神社
20170101-16.jpg
地元民のふりをして小日向を歩く。深夜の高級住宅地は良い。

20170101-17.jpg
小日向神社は台地の南端にある。境内は薄暗いがちゃんと開いている。1時半とあってすでに参拝客は落ち着いていた。お神酒の振る舞いだけ神主さんにより行われていた。

20170101-18.jpg
ここも雰囲気がなんとも言えず好き。小日向の街路が出会う箇所はどこもまっすぐではなく、何がしかの味がある。

20170101-19.jpg
上には行かなかったが、茗荷谷駅近くの林泉寺は深夜も開いているようで、中の人たちの声もまだまだ聞こえていた。時刻は2時に近づく。茗荷谷駅を通過し、教育の森公園横から簸川神社へ向かう。駅には「除夜の鐘どうぞ 深光寺」という看板も出ていた。

●簸川神社
20170101-21.jpg
20170101-20.jpg
ひかわじんじゃ。ここも表側からは長い階段になっている。地形的に傾斜地にあるのだ。そろそろ2時ということで境内は一旦お片付けタイム。これまで見てきた中小の神社はだいたいそういう感じだ。

●巣鴨大鳥神社
20170101-22.jpg
巣鴨といっても千石。千石地域は神社が少なく、唯一の神社であるここもすでに静か。酉の市のときに来たことがないので今度挑戦したいところ。

後編に続く

※過去の「初詣初日の出深夜歩き」の一覧はこちら
posted by しかすけ at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 初詣・初日の出深夜歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする