あけましておめでとうございます。旧年中は皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。
本年も当ブログ・ならびに関連サイトをよろしくお願いします。皆様の暖かい目線あっての散策家活動です。今年は写真の乱投だけでなく、少し長めの散策記事も書けるように努力します。
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さて、ここ数年自分の恒例行事となっている年越し深夜歩きを、今年もついさきほど実行してきた。大晦日から初日の出までというのは、特殊なテンションの風景を見ることが出来る年に1度の貴重な時間だと思う。それを今年も体験できるというのは、この上ない幸せだよね。4年目の今年は、東京・隅田川沿いの歴史ある神社を巡り、初日の出は新木場で迎えることにした。
ではさっそく、2010年1月1日、取れたてのレポートをご覧下さい。写真キャプションの時刻は撮影時刻ですが、正確な時刻とは若干ズレがあると思います。相変らずのコンパクトデジカメによるショボい写真ばかりではありますが(加工してます)、その点ご了承を。ルートを示したGoogleMapはこちら。ちょっと重いかも。
※初詣初日の出深夜歩きの一覧はこちら
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諏方神社
▼毎年同じような写真を撮っている。(23:55)

今年は僕を含め3人で歩くことになった。有難いことです。集合地点・西日暮里駅を出発し、諏方神社へ。この神社での初詣は3年目となる。今年も地元民のような顔をして列に並ぶ。地元も恵方も関係ナシというのは初詣のやり方としては良くないが、まぁ自分にとってはもう縁起物というか、ここでするものになりつつあるので、どうか神様お許しを。
▼毎年好楽さんの名前を探す。これも当地ならでは。(0:10)

年が明けて、10分ほどで無事参拝を終えることができた。諏方神社は屋台が出るような規模ではないが、0時には入口付近まで列ができるくらいに人が集まる。二年参りをするには個人的にしっくり来る大きさなのだ(大きすぎても参拝までダレるしね)。と同時に、都区内のどの方向にも歩き出しやすい位置にあるので便利なのだ(邪まだ)。
▼日暮里駅付近。まだまだ工事中。(0:24)

今年は隅田川沿いを南下するということで、まずは川のある浅草方面へと向かう。しばらくはJR山手線に沿って歩く。
▼鶯谷のホテル街の一角。(0:36)

▼入谷交差点の歩道橋から。道路の電光表示にも「賀正」と書かれていた。(0:52)

次に通過するのは松が谷の矢先稲荷神社。しだいに路地に入って行く。
▼路地に入ったところ。(1:05)

本覚寺・矢先稲荷神社・八幡神社
▼本覚寺。いかにも地元のお寺、という雰囲気が良いです。(1:08)

まだ時間は1時台。地域密着の寺・神社にも参拝客が見られる。このあたりはお寺が多いので、お寺へ行く人が多いようだ。もちろんお寺の全てが未明から門を開けているわけではないけれど、地元の人ならどこがやってるかわかるだろう。僕はどのお寺がどうなのかサッパリわからない。今回の歩行ルートに選んだ神社も基本的に地図から見つけて、規模が大きそうなら訪ねてみるという基準だ。お寺は数が多すぎて手が回らない。

▲▼こっちは矢先稲荷神社。さほど参拝客がいない。(1:13)

矢先稲荷神社から浅草までは、路地とはいえ、東に道なりに進むだけなのでめっぽう楽だ。知らない土地で、夜に路地のどこを曲がるか判別するのはけっこう難しいんだよ。
▼合羽橋の商店街を越えていく。(1:16)

▼このへんはスナックなどが点在。遠くに浅草の灯が見える。(1:19)

▼建物だけの八幡神社。(1:20)

浅草の手前にある八幡神社は小さなお社だけど、中の作りはなかなかしっかり凝っている。さすが東京だ(?)。ほとんど写ってないけど周りの赤い柵が尖ってて、武器みたいだった。
浅草界隈
▼ROX。浅草西側の大型商業施設。(1:22)

ROXのある交差点から商店街のアーケードへと入る。ここから通行人がどっと増える。おそらくこれから参拝する人たちだろう。浅草ではどのような形で参拝するのかまったく事前知識ナシの我々。浅草寺と浅草神社は列が別なのかもわからない。とにかく進むしかない。

▲▼アーケードは明るい。写真がブレないのでありがたい。(1:25-1:27)

▼町会会館ですらこの装飾。風情というか粋というか、もうなんなんだ。(1:29)

けっこう普通の飲食店が開いている。洋服店すらやってるのがある。このアーケードの雰囲気だけで「おー、深夜なのにすごい」と思ってしまう。他の路地から合流して人も増えてきた。参拝待ちの行列が長い場合は参拝しない方針であるが、様子だけでも見るために仲見世方面へなおも進む。

▲▼仲見世の様子。一生に一度くらい、こういう日に浅草観光するのもいいと思う。(1:31)

仲見世通りはひときわ明るい。アーケードもそうだが、一部の店が普通に、あるいはいつも以上に気合を入れて営業しているというのはすごいことだ。
仲見世の脇道の出入口は封鎖され、一旦並ぶと横に逸れることはできない。行列の最後尾にたどり着いたところで、我々はもちろん引き返した。中の様子を見られる他の通路を探す。

▲▼圧倒的な数の提灯。これはもう祭としか言いようがない。(1:38)

1本東の道にまわって、浅草寺・浅草神社の敷地内へ入ってみた。こっちは屋台スペースになっていて、基本的に出入り自由のようだ。やっぱり人波で向こう側は見えないけど(その上、浅草寺は改修か何かでカッチリ囲いがしてありました)。

▲宝蔵門。ここからなら写真撮り放題。(1:38)
▼鮎も焼かれ放題。(1:40)

この雰囲気はどう伝えていいかわからないが、ここでは本当に正月はひとつの祭りなのだと思った。それぞれが思い思いに楽しむ祭りだ。普通の祭りのような具体的タイムテーブルはないのに、一体感があるのが不思議。
初詣の行列だって、直接的にモノが手に入るわけでもなんでもないのに、みんな並ぶのである。よく考えるとすごいことだ。奥からは行列の整理アナウンスが絶え間なく聴こえる。ものすごく慣れた司会のお姉さんみたいなアナウンスもあり、初詣というよりコンサートなどのイベントといった感じすらした。
あまり屋台などをゆっくり見られなかったので、来年は早めに来て参拝してもいいかな、と思った。後ろ髪を引かれつつ、次の神社へ移動。
▲雷門通りは歩行者天国になってます。(1:53)

▼駒方・バンダイ本社の近くの諏訪神社も小さいが立派。(2:03)

蔵前神社
▼蔵前神社。なかなか風格があると思う。(2:10)

蔵前神社はビルに囲まれながらも一定の境内地がある。が、すでに参拝客は途切れる時間帯のようだった。それか浅草へ繰り出しているのだろう。
▼今回は写真点数が多いので、後半に続きます。

2010年 東京初詣・初日の出深夜歩き 後半へ