新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2021年は散策会は実質お休みになってしまいました。
今年は折を見てやっていこうと思います……が、東京散歩革命は50回まで終了とキリがいいので、
東京外周企画の続き以外はもう少し別のことをやっていきたい気持ちもあります。
昨年はネットでの振り返りのみだった初詣深夜歩きもやるかやらないか当日まで迷っていましたが、
一応行ってきました。今回は23区からはみ出すようなルートで、荻窪−田無の約15kmです。
ざっくりしたレポートをご覧ください。
※これまでの初詣初日の出深夜歩きのまとめはこちら
※今回のみのルートはこちら
※これまでのすべてのルートはこちら
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●荻窪駅
あまり早く行ってもしょうがないので23時35分くらいに改札を出て、駅前を撮影。
そういえばいろんな場所のイルミネーションも減ったなあ……(別にいいけど)。


●白山神社(荻窪)
23時50分くらいで先客が15人ほど。
前も後ろも酒臭く、前も後ろもよくしゃべる。地域密着感はある。


鈴は新型コロナ対策で上に除けられていた。
火は焚かず、バカでかい石油ヒーターみたいなやつがあったがこれは初めて見たかも。
参拝は3列。この時間は特に自治会などの活動もなし。警備員っぽい人が2人いるのみ。
0時ちょうどに普通に太鼓がドンと鳴って、参拝開始。
出る頃には途中の鳥居くらいまでの列になっていたが、そんなに多くはない。
教会通りはきれいだったが通ってない。

●天沼八幡神社


けっこうな人数が並んでいるので外から見るだけにした。
いつも2軒目はそうなる。
白山神社よりも人数は多そうだが、よく考えればあちらは商業地だから人口自体少ないか。
●天沼熊野神社


先程よりもやや小さい敷地の神社で、
こちらは火を焚いていて地元の人で手厚く運営されている感じ。
もう参拝列よりも火を囲む人のほうが多い。
●本天沼稲荷神社

熊野神社と同じような規模。まだ0時40分で明かりがついてはいるが、参拝客はまばら。
社務所には人がいるっぽい。朝からが本番か。
●猿田彦神社

稲荷神社の裏手にある。祠があるだけの神社で、特に何か飾りがあるわけではない。
なぜ土地が別れているかはよくわからない。
●妙正寺
川の名前にもなっている寺だが、門は閉じていた。
奥にある瘡守稲荷神社(おそらく寺院側からしか行けない)も外から覗いたがひっそりしていた。

この地域の初詣を今までやっていない理由は、
神社同士が離れていてつらいから(つまり古い集落自体が少ない)。
とにかく狭い通りと住宅しかないため夜に歩いても見るべきものが少ない。
ここらへんで早くも若干飽き始める。
●荻窪八幡神社
原っぱ公園を経て荻窪八幡に到着。
内側にも門があり敷地も大きい立派な神社だが、もう時間も時間だからか特に何も行われておらず、
即参拝可能。少し拍子抜けした。


ここからようやく広い通りに出て、青梅街道をしばらく進む。
思いの外、風が吹き抜けて寒かった。車はかなり少ない。
●井草八幡宮

今回訪問した中では大きな神社に分類できる。
参道に屋台が15軒ほど出ている。椅子と机のある飲食スペースも普通に営業していた。



大宮八幡宮と似た雰囲気だが、交通の便が悪くあくまで地元向け。参拝スペースは広くてスムーズ。
警備員も10人ほど配置されていた。

●善福寺
妙正寺と同じく川の名前になっている寺院だが、やはり閉ざされていた。

今回は靴を変えたばかりで左足が痛くて仕方がなかった
(自分だけかもしれないが、地面を蹴る時に靴が曲がる部分が親指の骨や健を圧迫して痛くなる)。
またこの時点でかなり早く歩ききる事が確定しており(15kmなのに5時間40分くらい余裕がある)、
初日の出まで時間を潰してまで滞在する気はほとんどなくなっていた。
善福寺公園のボート乗り場前で休憩。ここは自販機が充実している。

南善福寺のバスの転車台を通過。このへんは昼間の散策会で行きたいな。

●武蔵野八幡宮
旧五日市街道沿い、23区を飛び出して吉祥寺地域にある神社。


敷地は広くはないもののいくつかの屋台があり、2時半を回っているが参拝客はまだ数十人は並んでいる。
吉祥寺は人口の割に神社は少ないのでここに集中するのかもしれない。
たまってる人はややガラが悪かったが屋台の関係の人だったのかも。

成蹊学園の前を通過。立木や並木がデカいのがこの地域の冬の深夜歩きで面白いところかも。
白く反射するから。
さらに関東バス武蔵野営業所前を通過。整然と並ぶ業務車両は良い。


●西窪稲荷神社

旧五日市街道の神社のひとつ。
深夜は店じまいなのか、小さな神社ではないもののひっそりしていた。
一番最初に深夜の東海道の神社を回った時を思い出した。吉原のあたりとか。
●関前八幡神社


西窪稲荷神社から少し先にある。
隣に延命寺があり、社殿は立派だがすでに暗かった。
このあたりで3時20分。だいぶ早い。
武蔵野中央公園を経て伏見通りを北上する。近年、新しいトンネルができたところが次の目的地。
●東伏見稲荷神社
境内地はさほど広くはないが、かなり人気がある神社。駐車場にも屋台を展開している。


ただしこの深い時間帯はテキ屋の兄ちゃん姉ちゃん(多分)が
周囲でタバコ吸ってポイ捨てしてるし屋台はやってないし、
境内も特に散策するほどではなく、あまり雰囲気が良いとは思わなかった。
昔一度来たことはあるが、その時はトンネルがなかった(境内地を削られている)。
青梅街道に合流し、金剛寺横の地蔵スペースとガード下バス停を通過。
ガード下とはいうけどガードからけっこう離れている。
名古屋で育っていると、こういう固有名詞のないバス停は少しカルチャーショック。


●田無神社
今回最後の神社は田無神社。ここはコンパクトにまとまった雰囲気の良い明るい神社である。
参道に「開かれた神社」とでっかく書いてあるだけのことはある。




境内にいくつかの屋台が出ていて、半分くらいはこの時間でも営業していた。
人は多少いるが、時間帯が4時台とあって混んではいない。
おみくじは大吉だった。
ここでしばらく座って休憩(というか時間つぶし)。
自由に休める縁台が出してあるのはありがたい。
●総持寺
田無神社のすぐ西。
今回様子を覗いてみた寺院では唯一門が開いていた。

●田無駅
もう少し時間の潰しようがあればここから多摩湖駅まで行って、多摩湖の堤体から日の出を見ようと思ったが、
足の具合もあり断念。
松屋でも入ってご飯食べても良かったけど始発まで15分だったのでそのまま構内へ。
ということで初日の出はナシ!

●まとめ
杉並・武蔵野らしい風景がどこまでも続き、深夜歩きとしてはやや退屈であった。
神社はそれぞれ立派だが、やはり自粛傾向もあってか人の活動という点では寂しい神社も多かった。
今回の深夜帯のおすすめは、田無神社と井草八幡宮ということになるだろうか。
わかってはいたことだが、
今回は寺社の所在地の間隔が広すぎて漫然とした歩行になってしまった。
住宅街や狭い街道は夜中だとあまり見るものや撮るものがない。
一人で決行したので、そこは良かった(人連れて15km歩かせるほどのコースではない)。
本当は東京大仏〜練馬をやりたかったけど、
東京大仏はコロナの影響で夜中開門してないっぽかったので、そのへんはまたの機会に(やるとは言わない)。
では、今年一年良い年になりますように。
コメントは初めてですが、毎年しかすけさんの初詣深夜歩きの記事を楽しみにしています。
名古屋住みで、自分もいつか旧東海道あたりを歩いてみたいとおもます。